「X-T4」のEVFでピント合わせは結構キツイです。ピーキングを信じても被写体までの距離が少しあるとあてになりません。前回は雨上がりの早朝の散歩で試したこともあって、EVFの見づらさが倍増した可能性があるため、今日は9時過ぎの散歩で「七工匠 7Artisans 35mm F0.95」を試します。

ここは拡大させて、ピーキングを信じてピント合わせをしますが、今回は絞りf/2.0です。少し離れている被写体なら少し絞った方が良さそうです。

前回は光が足りなくて判定不可能でしたので、改め検証。

中央部分ピクセル等倍切り出し。絞りf/2。遠景だと描写が甘いことが分かります。

中央部分ピクセル等倍切り出し。絞りf/4。少し絞ればF4通しのズームレンズよりはハッキリクッキリしています。

中央部分ピクセル等倍切り出し。絞りf/8。中央部分に関しては絞りf/4でも十分かもしれません。

中央左端ピクセル等倍切り出し。絞りf/2。予想に反して、3万円以下のレンズでも、ここまで写るのかという印象です。

中央左端ピクセル等倍切り出し。絞りf/4。便利ズームよりは遥かに写っているというレベル。

中央左端ピクセル等倍切り出し。絞りf/8。ここまで絞ると十分に実用的になります。遠景の場合、中央だけでよければ絞りはf/4、周辺まで必要ならf/8でしょうか。
ここからは絞りf/1.4です。

ピントが合っていないわけではありません。

中央部分ピクセル等倍切り出し。シベにピントが合うように何度も何度もチャレンジした結果です。被写界深度が浅すぎて、コントラスト不足だとどこにピントが来ているのか分かりにくいのですが、狙ったところに合っています。

これは分かりやすいケースです。

中央部分ピクセル等倍切り出し。ここまで被写体がハッキリしていれば「X-T4」のEVFでもピント合わせは可能です。要するに「X-T4」でMFを使うならF2.0より明るいレンズが必要ということです。

クラシカルデザインの「X-T4」は操作性もクラシカルに拘っているため、MFで撮る気にさせる楽しいカメラです。

ちょっとしたものでも昔のように被写体をじっくり見ながらカシャ。

ピクセル等倍切り出し。目の前をちょこちょこ動き回るセキレイを連写でカシャカシャ。
今日はここまで。