2021年2月25日

「TTartisan 50mm F1.2」と「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2」を撮り比べ

50mmF1.2の単焦点レンズを2つ持っています。「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」と今回購入した「TTartisan 50mm F1.2」ですが、「TTartisan 50mm F1.2」の実質の購入額は11800円、「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」の購入額は112000円という大きな価格差というレベルではなく、桁が1つ違います。

「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」を「E-M1X」をつけると何故かブラックアウトして液晶画面にもEVFにも何も映りません。電源オンオフを繰り返しても変わらず、試しに「PEN-F」でつけると普通に使えます。もしかしたらマウントアダプターが使えないのでしょう。もう一度、「E-M1X」につけると「あれ?使えるじゃん」となって…

「TTartisan 50mm F1.2」を「E-M1 MarkIII」につけて、「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2」を「E-M1X」につけて撮り比べします。場所は機材テストで通っている近所の池です。

※JPEG撮って出し


TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2


TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2


TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2

ここまで見る限り、両者の差が分かるほどの違いは見られません。10万円超のレンズのアドバンテージはどこにあるのでしょうか。


TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2

フルサイズ機用のレンズをマイクロフォーサーズ機で使うとレンズの中央部分を使われ、レンズ性能が出やすい周辺部分が切り捨てられます。よって、激安レンズでもレンズ中央部分の性能が良いレンズならば、圧倒的な性能差は出にくいのかもしれません。


※ピクセル等倍切り出し TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し Voigtlander NOKTON 50mm F1.2

さて、性能差が出やすい遠景の写りを比較という段階で、「E-M1X」に不具合が発生しました。なんとマウントアダプターのヘリコイドの繰り出し量をゼロにするとブラックアウトします。少しだけ繰り出すと使えます。よって、今回は「E-M1X」で遠景の撮影ができません。


f/1.2 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/1.2 TTartisan 50mm F1.2

11800円のレンズが遠景の開放絞りでここまで写るとは驚きです。


f/2.0 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/2.0 TTartisan 50mm F1.2


f/4.0 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/4.0 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/4.0 TTartisan 50mm F1.2

f/4.0まで絞ると周辺部分も写りがまともになります。

数メートル先にいるカモを撮ってみます。


TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し Voigtlander NOKTON 50mm F1.2

今日は超望遠レンズを持ってきていないため、ジョウビタキ♀が近くにやってきてもアップで撮ることができません。


f/1.2 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/1.2 TTartisan 50mm F1.2


f/1.2 TTartisan 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し f/1.2 TTartisan 50mm F1.2


Voigtlander NOKTON 50mm F1.2


※ピクセル等倍切り出し Voigtlander NOKTON 50mm F1.2

開放絞りの中央部分の単純な比較だと、どちらが高額なレンズなのか判別できません。MF単焦点レンズをマイクロフォーサーズ機で使うなら中華レンズで十分かもしれません。