2020年11月11日

クラシカルデザインの旅カメラ「OLYMPUS PEN-F」を購入

春のトレード祭りに引き続き、自分でも飽きれるほど機材を入れ替えています。まさに秋のトレード祭りです。

第一弾 「G1X MarkII」→「RX100M3」
第二弾 「G3X」→「RX10M4」

第三弾は気に入っていた「E-M5 MarkII シルバー」を売却して、「PEN-F」を購入しました。理由は後述。

大量に機材を売却する都合上、マップカメラで扱っている中古品になります。マップカメラの「買取額アップ」とか「ポイント還元」には非常に分かりにくい細かいルールがあるため、「売却額が購入額を超えないこと」「できれば売却額が購入額が近いこと」になるように売却品を積み上げる必要があります。(トレード内容に関しては後日書きます)

「PEN-F」は新品が流通していないため程度が良い中古品を選ぶ必要がありますが、実物を見ずに買うため、それなりの賭けになります。「RX10M4」の時は「外箱無し、説明書なし、ストラップ無し」という届いてから「えっ、なんなのこれ」という気分でしたが、「RX10M4」そのものは使った形跡がない新品同然でした。


さて、マップカメラから届いた「良品」の「OLYMPUS PEN-F」です。今回も外箱がありません。


説明書、CD-ROM、ホットシューカバーがありませんね。何が添付されているのかは販売ページに小さく書かれているのでポチッする前に要チェックです。「美品」でも安心できません。


「OLYMPUS PEN-F」は「E-M5 MarkII」と「X-E3」を合体させて良い所だけ残したような雰囲気で一目で気に入りました。致命的なキズがないのか念入りにチェック。前面はとても綺麗です。


トップ面は1年間くらい所有しているとこのくらい劣化するよねという雰囲気。シルバーなのにどこも剥げていません。下取りに出した「E-M5 MarkII」はそれなりに剥げていたので、「OLYMPUS PEN-F」のシルバー塗装はちょっと違うのかもしれません。


底はそれなりに細かい擦り傷があります。ボディカバーを付けずに使うとこうなるという典型例です。ネジが1本も表に出ていないという拘りも高価格になった要因でしょうね。「妥協せずに作りました」が良く分かるボディです。

さて、どのレンズと組み合わせるのか。


見た目のバランスを重要視するなら「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」です。「E-M5 MarkII」同様にクラシカルなボディに似合います。


わざわざ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」を買った理由は「PEN-F」で使うためでした。しかし、小さいレンズとは言え、ボディが小さいので、レンズが少し大きく見えますね。


大きく見える理由はフードです。フードを外すと「あと1cm短かったらなぁ」程度まで妥協できます。


「OLYMPUS PEN-F レンズキット」のレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」です。発売当初の店頭価格はボディのみが約15万円、レンズキットが約21万円だったようです。この組み合わせがとりあえずの推奨でしょうか。

単焦点レンズをいろいろ買っていた時に勢いで高額な「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」も買いました。別売りのフードとセットで約75000円もしましたが、殆ど出番はありませんでした。「E-PL7」で使いましたが価格の割に大したことないなぁという印象を持ちましたが、実際のところはボディがレンズに負けていたことは、その後ずいぶん経ってから気が付きます。


「PEN-F」が届く前に似合いそうなストラップとボディカバーを用意しておきました。


そして液晶画面保護フィルム。


ただ、バリアングルモニターの場合は閉じたまま使うことが殆どです。ローアングル撮影の時にだけ使いますが、撮影中に液晶画面を見ることはありません。設定の確認とかちょっと再生の時はEVFで事足りています。

予備バッテリーは「E-M5 MarkII」のものがそのまま使えます。


記念にPENシリーズの最初と最後の機種を並べてみました。

「E-P1」は見た目とコンセプトが気に入って予約までして購入しました。しかし、当時のメイン機であった「E-3」と比べると劣る点が多すぎて殆ど使いませんでした。それから数年後、カメラに興味を持った娘に譲りましたが、娘は順調にステップアップしていき、「E-M5」→「E-M1 MarkII」→「EOS 6D」→「EOS R」→「EOS R6」といつの間にか私よりすごい機種を使っています。

「E-P1」はどこかのタイミングで処分されたかと思っていましたが、引き出しの奥に埋もれていたものを発見。といっても「PEN-F」との記念写真を撮った後は再び引き出しの中へ。

オリンパスのフォーサーズの機材は「E-1」→「E-3」→「E-5」のようにモデルチェンジしていきましたが、「PEN」シリーズは下記のように「2」と「F」があります。

E-P1:2009 年7月
E-P2:2009年12月
E-P3:2011年 7月
E-P5:2013年 6月
PEN-F:2016年2月

「1」から僅か半年で「2」が登場していますが、どうやらモデルチェンジではなく「上位機種を追加発売」という位置づけだったようです。「2」を除けば2年おきにモデルチェンジしています。(「1」→「3」→「5」)

「PEN」シリーズはその大きさがネックだったのか小型版の「ペン ライト」シリーズが売れているようで、順調に「E-PL10」まで進んでいます。

最後のあがきだったのか、ハーフ判レンズ交換式一眼レフカメラ「オリンパス ペンF」を模した「PEN-F」が登場。さすがにマニアックすぎたのか、それとも単なる記念モデルだったのか2019年春に生産終了で流通在庫のみとなり、現在は新品を買うことは不可能です。

実はうちの娘はデザインが気に入って「PEN-F」も買っていました。「E-M5」では「E-M1 MarkII」のサブとしては力不足に感じるため、同等の性能を持つ「PEN-F」ならどちらでもメインになるということでした。当時はその拘りを私には理解できませんでしたが、今ならよく分かります。

2台の「E-M5 MarkII」を使っている間は特に気にせず、複数のレンズをどちらで使っても結果は同じです。よって現地で悩む必要は無かったのです。ところが、「E-M1 MarkIII」投入によって、2台体制の時の悩みが増えたのです。ここで「E-M5 MarkIII」を投入すれば全て解決となりますが、それでは面白くありません。間違いなく「E-M5 MarkIII」の出番は2台体制の時だけになります。

ということで、「E-M1 MarkIII」の相棒として、さらに単独でも活躍できる「PEN-F」に切り替えたということです。

今日はここまで。