2020年1月26日

「40-150mm F2.8 PRO」でカワセミを撮る

「超望遠レンズでちょっと遊んでみたい」という場合は換算で200-600mmになる「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.」はとても便利です。初めてこのレンズを使った時に「こんなに軽くて小さいのに600mmなのか!」と驚くはずです。マイクロフォーサーズ機のレンズですので、超高倍率ズームのコンデジよりも写りが良いのは当然です。

前回のカワセミ撮影
逢妻女川の野鳥たちを「100-300mm F4.0-5.6」で撮る

「撮れたので満足」で終われば良いのですが、「もっと綺麗に撮りたい」と思い始めてしまうのが「レンズ沼」の怖さで、金さえ出せばいくらでも良い機材は手に入ります。しかし、ちょっと試したいというレベルで買えるような金額ではありません。“白い大砲”まで行かなくてもいいので、もう少しだけ良いレンズを使ってみたい…


ということで、娘が野球撮影で使っているレンズを借りることにしました。

大きさ比較


左が「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + Teleconverter MC-20」、右が「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.」です。換算で前者が160-600mm、後者が200-600mmになります。テレ端の開放絞りは両者ともF5.6ですが、前者は開放で使え、後者は少し絞る必要があります。

1月25日


いつもの場所で記念写真

本日の撮影機材
・OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII ブラック
・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
・テレコンバーター M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20

カワセミの写真は50%トリミング後にリサイズです。よって換算1200mm相当になります。


一枚目から写りの違いが分かります。鳥撮影には最低でも「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + Teleconverter MC-20」が必要です。


獲物を探すカワセミ。前回よりは短時間で動き回ります。


もっと近づくことができる場所ですが、仕切り役なのかわからないシニアさんが「近づくな」と余計なことを言うのでおとなしく離れて撮ります。


等倍切り出し。2倍テレコンを使ってもこの描写力。さすがPROレンズです。


前回は失敗が多かったみたいですが、今日は小魚のゲット率が高そうです。曇り空が利点になっているのでしょうか。


RAW現像でピクチャーコントロールを「vivid」にしていますが色味も良い感じです。


目の前にカワセミが来てくれました。光学ファインダーならテンションマックスというケースですが、EVFだとひたすら撮るのみという感じです。


毎日通っているようなシニアさんたちは「こんなの撮ってもつまらん」と余計なことを言っていますが、私は「ちょっとカワセミを撮ってみたい」レベルですので、このようなシーンで十分満足です。


あまりにも鬱陶しいので予定より早めに撤退。遊歩道沿いの梅が既に開花しています。この写真は換算600mmで撮りましたが、超望遠でも気楽に扱えることはマイクロフォーサーズ機のメリットでもあります。