2021年2月23日

遊べるレンズ「銘匠光学 TTartisan 50mm F1.2」を購入

「激安だけど写りが良い!」というレンズは日本のメーカー品に存在しません。3万円程度の出費を覚悟して購入しても即売却です。ところが中華レンズは驚くほどの激安なのに「ここまで写るのか…」とため息が出るようなレンズがあります。というよりは、日本向けに出荷しているレンズに安かろう悪かろうが見当たらないほど全般的に性能が良いです。

過去に購入してきた中華レンズ(と韓国製)
・ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95 (マイクロフォーサーズマウント)
・七工匠(7artisans)12mm F2.8 (Xマウント)
・七工匠(7artisans)25mm F1.8 (Xマウント)
・七工匠(7artisans)35mm F1.2 (Xマウント)
・SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS BK (Xマウント)
・SAMYANG 8mm F2.8 UCM FisheyeII APS-C用(Xマウント)

「SPEEDMASTER 25mm」は中華レンズらしくない少し高額品だったので写りが良いのは当然でしたが、換算50mm相当のレンズは他にも所有していたので売却しました。

激安品の七工匠のレンズは中古なら7000円程度で購入可能ですが、「1万円未満でここまで写るのか!!」と驚かされました。韓国のSAMYANGのレンズも写りは良いのですがちょっと試す価格ではなかったです。X-T20、X-E3で試してみてレンズには不満はなくてもボディ側に手振れ補正がなかったため、Xマウントの機材は全て売却しました。

中華レンズのメーカーはいろいろあるようで、英字表記だと似たようなブランドが多くて、うっかり間違えて購入しそうです。よって、情報サイトの製品紹介記事でしっかりブランド名を確認しましょう。

激安レンズとは別に日本のメーカーであるコシナのVoigtlanderも4本購入しました。Mマウント用ですので、マウントアダプターを使えば、ほとんどのミラーレス機で使えて遊ぶには最適です。

・Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM
・Voigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III VM
・Voigtlander ULTRON 21mm F1.8 Aspherical VM
・Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM

40mmと12mmは売却済みで21mmと50mmは残してあります。50mmは中古でも10万円を超える庶民にとっては高級品です。フルサイズ機用に設計されているレンズですのでα7IIIで使っていますが、マイクロフォーサーズ機でも使えます。

昨年末までに当面必要な機材は全て購入したため、年明けからは機材を購入していません。しばらくは野鳥撮影を楽しむので、標準域の単焦点レンズを使うことはないのですが、気分転換で違うこともしたくなります。しかしながら、そのためだけに10万円超のレンズを買う気分ではありません。

というタイミングで興味深いレンズが発売されることを情報サイトで見かけてポチしました。そのレンズの純正フードの発売が2月20日になっていたので、その2月20日にレンズとセットで届きました。


銘匠光学 TTartisan 50mm F1.2
純正フード T52LH B

セットで16900円でポイント還元が5113。


昔のレンズのようなシンプルなMFレンズです。


電子接点もありません。ゆえにこの価格で販売できるのかもしれません。


「E-M1 MarkIII」で使う予定です。見た目のバランスが良いです。


純正フードを装着。純正品らしく変な違和感がありません。※保護フィルターは以前購入したものを再利用


大きすぎず小さすぎず、マイクロフォーサーズ機ならこのくらいがちょうどいいです。これで換算100mmです。


ところが純正フードを使うと純正のレンズキャップ(52mm)が使えないというオチが中華製品らしさ。これまた機材遊びでたくさん買ってきたものがあるので無問題。


現物合わせで試して、49mmが合いました。さてどのような写りをするのでしょうか。

まずは初期チェック。


絞りf/1.2 (あまり寄れないレンズですので、これで最接近)


ピクセル等倍切り出し。開放絞りだと妙にモヤモヤするレンズがありますが、このレンズはそのようなことはありません。


絞りf/2.0


ピクセル等倍切り出し。少し絞るだけでここまでハッキリクッキリカッチリします。

試写が楽しみです。今日はここまで。