便利ズーム「TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」の試し撮りを予定していた週末ですが、あいにくの雨予報のため、世界中の貴重な車が展示されている「トヨタ博物館」で屋内撮影を楽しみます。
もちろん撮影機材は「EOS 6D MarkII + TAMRON 28-300mm」ですが、撮りたいイメージがあったため「EF50mm F1.4 USM」も使います。
Toyoda Model AA “Replica”
f/8 1/40秒 ISO500 48mm
まずは「EOS 6D MarkII」の基本テストですが、「黒」を綺麗に表現しています。
ロールスロイス 40/50HP シルバーゴースト
f/8 1/100秒 ISO3200 97mm
「TAMRON 28-300mm」は安い便利ズームですから「開放絞りは使い物にならない」を前提に絞り値はF8にしてみましたが、なんとなくボケがざわざわした感じがしてあまりよくありません。
ここで「EF50mm F1.4 USM」に付け替えて単焦点を楽しみます。
フォード モデル40
f/2 1/100秒 ISO250 50mm
シボレー コンフィデレイト シリーズBA
f/2 1/100秒 ISO320 50mm
キャデラック シリーズ 452A
f/1.4 1/100秒 ISO250 50mm
ブガッティ タイプ35B
f/1.4 1/100秒 ISO160 50mm
アップばかりではなく引きの写真も撮りました。単焦点なら立体感ある写りをします。
プジョー 402
f/1.4 1/100秒 ISO100 50mm
等倍で見るのではなければ「EF50mm F1.4 USM」は十分良い写りをします。
メルセデス ベンツ 500K
f/1.4 1/100秒 ISO320 50mm
50mmのF1.4でも中途半端な表現になってしまいました。単焦点を使うならワーキングディスタンスでボケをコントロールしたいところですが、近づけない被写体の場合は、ボカさないという選択肢もあるかもしれません。
タッカー ’48
f/2.8 1/100秒 ISO500 50mm
映画にもなった「タッカー」。難しい色ですが「EOS 6D MarkII」は上手く表現しています。
ルネ・ラリック カーマスコット
f/4 1/100秒 ISO6400 50mm
今日はすべてNR(ノイズリダクション)をオフで撮っています。フルサイズならNRはオフで良いかもしれません。
ルネ・ラリック カーマスコット
f/4 1/100秒 ISO8000 50mm
「EF50mm F1.4 USM」を使う場合はMモードにして、シャッター速度を「1/100秒」固定で、絞りは任意にしています。
ここからは再び「TAMRON 28-300mm」を使います。
メッサーシュミットKR200
f/8 1/100秒 ISO3200 50mm
なんとなくコンデジぽい写りになってきました。
シトロエン DS19
f/8 1/100秒 ISO2000 28mm
綺麗な「黒」です。
トヨタ スポーツ800
f/8 1/80秒 ISO1600 97mm
ここに来るたびに必ず撮る構図ですが、「赤」も綺麗です。
トヨタ 2000GT
f/8 1/40秒 ISO800 48mm
ただし「白」になると立体感が無くなります。
マツダ コスモ スポーツ L10B型
f/8 1/40秒 ISO800 48mm
写りがどうだったかは帰宅後にPCで見たときに分かることであって、「EOS 6D MarkII」で撮ると妙に楽しくなってきます。今後はミラーレスが主流になるでしょうが、“一眼レフ”はやっぱり楽しいです。
「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」の場合は考えるのは「構図」だけですが、「E-1」を使っていた時のように「EOS 6D MarkII」だと考えることが多いです。
アルファロメオGT1300jr
f/8 1/50秒 ISO1600 50mm
「EF50mm F1.4 USM」で撮った引きの写真に比べると「TAMRON 28-300mm」はコンデジっぽいです。
レクサスLFA
f/8 1/40秒 ISO640 28mm
広角側だと特に立体感がありません。
レクサスLFA
f/8 1/40秒 ISO800 48mm
「これってフルサイズ機で撮ったの?怪しい…」となりそうな写り。
便利ズーム「TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」だとこんなものかなという感想しかありませんが、重い機材では「撮るのが楽しい」以前の問題になってしまうため、カシャカシャ気持ち良くたくさん撮るなら「EOS 6D MarkII + TAMRON 28-300mm」の組み合わせは良い感じだと思います。
光学ファインダーに価値を見出せる人はこれからも“一眼レフ”で良いような気がします。撮ることそのものが楽しいですから。
さらに、いろんなものを撮るなら「高感度に強い機材」もあれば便利ですから、複数台所有するならフルサイズ機も1台どうぞ。
ピンバック: 2018年9月前半のつぶやき – 混沌日記