2006年11月5日

スーパーバイクレース in 鈴鹿2006

スーパーバイクレース in 鈴鹿

サーキット撮影用に購入した「EOS 30D」であるが、ここまでに予定していたスケジュールの半分程度した活躍の場を与えていない。

1年が過ぎるのは早いもので今シーズンのサーキット撮影も残り2つとなってしまった。

まずはバイクレースの最終戦である「スーパーバイクレース in 鈴鹿」に出撃であるが、急きょ購入した「300mmF4IS」が活躍する場でもある。

バイクレースの場合は第2コーナーイン側「激感エリア」で撮影することができるため、480mm相当の画角だとドアップすぎる可能性がある。そこで「70-300mmIS」も持っていくことにした。

ピット上のホスピタルブースで開催されるギャルオンについては“お遊び”の撮影のため、「EOS 30D + 300mmF4IS」で撮ることにして、ピットウォークは「D70s」で決まり、そして一脚と脚立で装備万全…

とはならず、今回は会社の某部署で購入したデジカメの試し撮りを頼まれているため、それも追加。

一通りの荷物を持ち上げてみたら…

あかん、これでは“まる一日の撮影”には耐えられそうも無い。

「70-300mmIS」を外すかそれとも頼まれ事をドタキャンするか…

再度スケジュールを確認してみると、ピットウォークの時間があまりにも少ない。となれば「D70s」を持っていく程ではない。

ということで今回の撮影装備は…
EOS 30D、300mmF4IS、70-300mmIS、某デジカメ、一脚、脚立
となった。

その某デジカメとは「富士写真フイルム FinePix S9100」である。

某部署がこれを購入した経緯はブログネタになるのだが、それはあえて書かない。

「D70s + VR18-200mm」を使えばキャンギャル撮影も難なくできるのだが、あえて「FinePix S9100」というハンディを付けてどれくらい撮れるのかも今回の課題の一つ。


キャンギャルステージ

朝一のキャンギャルステージがピット上のホスピタルブースで開催されたのだが、朝から気合が入った大勢のカメラマンたちの殺気(?)で溢れていて変な雰囲気。最後尾からおとなしく撮るつもりで、隙間を探して準備完了。ところが、開始時間になると“ゲートオープン”とかでドカドカといっせいに全員が走り出す。いったい何が起きたのか…

えらく遠いところから見るんだなぁと思っていたのは間違いで、開始時間になると観客をステージ前に移動させることになっていたらしい。そんなこと知らんぞ。おかげで撮影準備万全の姿勢で待機していたため、おもいっきり出遅れ、全然場所がありません…

隙間を探すがどうしても頭が入り込む。その上、コンデジを頭上に掲げて撮るやつが前方にいるため、頻繁にフレーム内にモヤモヤと変な影が入ってくるではないか。かなりジャマである。

とりあえず「EF300mm F4L IS USM」の写りを試すための撮影のため、“撮れたら良い”と割り切ることにした。

内蔵ストロボ使用、プログラムAE、絞りF4、ISO感度200、露出補正+1.0

現像段階でピクチャスタイルを「ポートレート」に変更、WBを「クリックホワイトバランス」で調整。

撮影機材: EOS 30D + EF300mm F4L IS USM







ピットウォーク

スーパーバイクレース in 鈴鹿

「イベント広場」と「パドック」に引き続き「ピットウォーク」での撮影。

“高感度”が特色であるFinePixであるが、S9100の場合は低感度も選ぶことができる。以前、S5000を使っていたときに「ISO100が使えたら絞りを開けられるし、ノイズも減るのに…」と思ったことがあり、機会が有れば試してみたかった。そんなこともあり今回のピットウォークで「スーパーCCDハニカムV HR」の低感度を試すことにしたのが…

たしかに暗部に出てくるノイズがかなり抑えられているが、主役の人物の描写に関してはISO100でもISO200でも大して変わらない。短時間でちゃっちゃっと撮っていくピットウォークの場合はISO200で撮った方が良いかもしれない。激戦区での撮影では“おしくら饅頭状態”でキッチリ構えることができないとか、3列4列にもなっている場合に仕方なく脚立を使ってデジカメを持ち上げて撮ったりするとか、何かと不安定になることがある。そういう場合に備えてシャッター速度を稼ぐために予めISO200にしておいた方が良い。

白トビが心配だったため露出補正-0.3で撮影。

撮影機材: FinePix S9100




「イベント広場」と「パドック」ではそれほど問題にならなかったWB(ホワイトバランス)だが、「ピットウォーク」では微妙に狂っていた。そのため、ページに掲載するにあたりカラーバランスを修正する必要が発生。衣装や近場に“白いもの”があればそれを使い、何も無い場合は“白目”で調整した。WBが狂いやすいのはコンデジの宿命だろうか。

このクラスのデジカメにしてはストロボチャージが早いほうだが、デジ一眼レフのようにはいかない。一声掛けて一枚カシャ、「もう一枚お願いします」でカシャといきたいところだが、ストロボチャージが完了していても、なぜかモタモタしてくれるS9100である。どうやらフォーカスロックに時間を費やしているようだ。

衣装が白い場合は定石通りに露出不足になる。撮影時にプラス補正が必要だが、このデジカメのストロボ調光のクセを把握していないため、最初に設定したマイナス0.3のままで撮影。




ある程度は事前にフレーミングしておいて、一声掛けて目線を貰い“カシャ”のタイミングがデジ一眼レフよりも相当遅れ、場合によってはタイミングが全く合わなくて何度も撮らせてもらうことに…

忙しい相手に迷惑を掛けないためにも、事前にフォーカスロックまでしておいた方が良いかもしれない。(被写界深度が深いコンデジなら被写体が多少前後に動いても関係ない)

FinePixS9100をピットウォークの撮影で使用するのならば“一撃必中”狙いでいくべきか、素直に諦めて“記念写真”程度に留めた方が良い。




ピットウォークの撮影に慣れていない人がFinePixS9100で真剣に撮ろうというのは、チト無理だと思った。投資額を多少上乗せしてデジ一眼レフを買うべし。

“ブレ”に関してはFinePixS9100には手振れ補正が付いていないわけで、廉価版デジ一眼レフに廉価版高倍率ズームを付けた場合と対して変わらない。高感度に関してもデジ一眼レフなら十分実用的。

FinePixS9100のアドバンテージとしては、FUJI伝統の「人物を綺麗に描写する」と「プリントすると綺麗」だろうか。コンデジから写真撮影を始めた人はファインダーを覗く撮り方をしない場合が多いため、液晶モニターでの撮影は良いかもしれない。そして可動式液晶モニターも結構役に立つ。

イベント広場での撮影で気が付いたのだが、FinePixS9100(液晶モニター)で撮影する場合は被写体との距離がデジ一眼レフよりも“近い”のである。ファインダーを覗いて撮るわけではないから当たり前という単純なものではなく、撮る側と撮られる側との間にカメラが入ることで圧迫感が無くなり、デジ一眼レフでの撮影よりも被写体との距離を縮められるのである。(イベント広場では28mmまたは35mm相当の画角で撮った)

さて、機能として、デジ一眼レフに近い「コンデジFinePixS9100」とコンデジに近い「デジ一眼レフE-330」、“一台だけ所有”するとしたらどちらが良いのだろうか。


イベント広場・パドック

「FinePix S9100」で撮った「イベント広場」と「パドック」での収穫物。

撮影機材: FinePix S9100







JSB1000決勝レース

71.加賀山就臣選手 スズキ GSX-R1000 SUZUKI with Bright Logic

本日のメインレースです。

撮影機材: EOS 30D + EF300mm F4L IS USM









今回の課題のひとつ「ヘルメットを流し撮りで止める」は思いのほか上手くいった。

2.山口辰也選手 ホンダCBR1000RR ホンダドリームカストロールRT
2.山口辰也選手 ホンダCBR1000RR ホンダドリームカストロールRT
2.山口辰也選手 ホンダCBR1000RR ホンダドリームカストロールRT

10.小西良輝選手 ホンダCBR1000RR team HARC-PRO.
10.小西良輝選手 ホンダCBR1000RR team HARC-PRO.
10.小西良輝選手 ホンダCBR1000RR team HARC-PRO.

12.中須賀克行選手 ヤマハYZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
12.中須賀克行選手 ヤマハYZF-R1 YSP&PRESTOレーシング
12.中須賀克行選手 ヤマハYZF-R1 YSP&PRESTOレーシング

72.アレックス・キャミア選手 ホンダCBR1000RR モリワキMOTULレーシング
72.アレックス・キャミア選手 ホンダCBR1000RR モリワキMOTULレーシング
72.アレックス・キャミア選手 ホンダCBR1000RR モリワキMOTULレーシング


GP250決勝レース

無理を承知の上、「FinePix S9100」でバイクの流し撮りをしてみた。

露出はアスファルトを測光してマイナス0.7になるようにマニュアル露出。そしてAFは使い物にならないためマニュアルフォーカス(置きピン)。

マニュアルフォーカスとマニュアル露出ならばシャッタータイムラグが短くなるかと思ったが、そうはならなかった。いっきに全押ししても何やら妙な動きをしてからシャッターが切れる。まるでピントを合わせようとしているような気配。ということで事前に半押ししておく必要があり、テンポ良く撮影をすることは困難。そして連写中に完全にブラックアウトするため連写も使い物にならない。次々とやってくるバイクの中からどれを撮るか決めたら一撃必中!しかありません。常に半押し状態で待つ必要があるため右手が疲れます。

バイクの場合は1/250秒でも結構良い感じで撮れる為、EVFでもなんとかなったが疲労困憊。30Dで撮るよりも数倍疲れる。とりあえずは“撮れない事は無い”ということで今日のところはオシマイ。

撮影機材: FinePix S9100