2020年11月4日

スーパーオールラウンダー「DSC-RX10M4」を購入(47台目)

「1型CMOS」「換算24-600mm相当」の「PowerShot G3 X」は、多くを求めず常識的な範疇なら「これさえあればOK」といえる撮影機材です。いくつかの欠点については、他にいろんな機材を使っているとそこが欠点だと思えるだけで、「PowerShot G3 X」だけ使うなら「こんなものかな」と使いこなす可能性が高いです。

旅行などで撮影対象が多すぎる場合は、オールラウンダー「PowerShot G3 X」を持っていけば何とかなるため、安く買うことができた割りには実用性が高い超お得品だったわけですが…

昨年の夏以降は増えすぎた撮影機材を整理するにあたり、大量に売却して“何か”を購入するパターンです。使う頻度が低いものや要らないものを買っても仕方がないため、いろいろと妄想しながら面白そうな機材を探してみると、今年の1月、2月に検討したことがある機材に辿り着きました。販売価格が約18万円だったため、ちょっと使ってすぐに売却では大損するため、見送った経緯があります。その機材は「PowerShot G3 X」と同じ「1型CMOS」「換算24-600mm相当」の「DSC-RX10M4」です。


「EVFがない」「AFが遅い、迷う」「RAW+JPEGの連写が遅すぎる」という欠点を補えるだけでなく、「1/2000秒が上限であるため、晴天日には絞る必要がある」も解決します。さらに今風に「瞳AF」が搭載されているだけではなく、動物瞳AFにも対応しています。動物瞳AFのためにSONYのミラーレスを購入した経緯があるため、もしかしたら最初から「DSC-RX10M4」を買っておけば散財を防げたのではないのかとさえ思えてきます。


ということで、デジカメ遊び47台目が届きました。


寂しいことに外箱がありません。


デジカメ本体、バッテリー、充電器、ケーブル

あれ、説明書とストラップが添付されていません。マップカメラの“美品”と“良品”の違いが何なのか分かりませんね。商品の発送後はページが削除されてしまうため、もともとそうだったのか今となっては不明です。※この次にポチッしたものはスクリーンショットを残してあります


偶然にも「DSC-RX10M4」のバッテリーは「α6400」と同じものです。よって、使い道が無くて困っていた互換バッテリーを再び使うことができます。処分しなくて良かったです。


フィルター径は72mmです。さすがにこのサイズになると余っていないので新規購入。


相変わらずカッコ良い「ZEISS Vario-Sonnar T*」の表記。


レンズ部分が太いので“ずんぐりむっくり”という印象を受ける外観。質量が「G3X」と比べて1.5倍ほどあり、1kgを超えているとさすがに重さを感じます。


隅々までチェックしましたが、これが中古とは思えないほどキズ一つない新品同様の綺麗な個体です。“美品”の判定は正しいみたいです。


ワイド端なら超接近、テレ側にズームするにつれて寄れなくなるパターン通り、「DSC-RX10M4」もワイド端はここまで寄れます。どの辺りが一番アップで撮れるのかは検証が必要です。


テレ端までズームするとここまで伸びます。換算600mm相当ですが、実焦点距離は220mmです。


フードを付けるといっきにカッコ良くなり、「G3X」の安っぽい見た目に比べて「DSC-RX10M4」には高級感があります。いろいろとコストが掛かっているゆえの価格といえますね。


広角域は「RX100M3」に任せて、標準域から望遠域は「DSC-RX10M4」が担うという組み合わせ。

実は少し前までは…


「G1X MarkII」と「G3X」だったのです。短期間でCANON機2台がSONY機2台に入れ替わりました。

初期動作チェック


f/3.2,1/40秒,ISO400,14mm(換算39mm相当)

ISO400で既にノイズが出てきます。高倍率ズームのコンデジですので屋外専用となります。


f/3.5,1/80秒,ISO1250,24mm(換算65mm相当)

このカメラも換算で60mmから80mm辺りが一番大きく写すことができるかもしれません。


人物の瞳AFのテスト


猫の瞳AFのテスト

10月30日

昼の散歩で試し撮り。

RAW現像。


f/7.1,1/500秒,ISO100,220mm(換算600mm相当) ※+0.6補正

50%トリミング後にリサイズですので、換算1200mm相当になります。


f/4,1/500秒,ISO400,198mm(換算541mm相当) ※-0.3補正

今日もジョウビタキ♀が近くにきてくれました。「G3X」だとピントを合わせるのに苦労しそうなケースですが、「DSC-RX10M4」なら素早くキッチリ合います。


f/5.2,1/500秒,ISO100,220mm(換算600mm相当)

♂を呼んでいるかのように鳴いています。このケースではピントが背景に抜けてしまうため、適当な場所にピントを合わせてから改めてジョウビタキを狙うと一発で合いました。


ピクセル等倍切り出し。1型センサーでもISO感度100ならここまで写ります。


f/4,1/500秒,ISO640,露出補正+1.7,220mm(換算600mm相当)

すぐ近くにジョウビタキ♂がやってきました。換算600mm相当では遠くからこっそり狙うというわけにはかないため、ゆっくりゆっくり近づいて撮ります。


f/4,1/500秒,ISO800,露出補正+1.7,220mm(換算600mm相当) ※+0.3補正

50%リサイズ後に切り出してみました。50%リサイズで2736px × 1824pxですので、PCの壁紙サイズには十分な大きさです。


f/4,1/500秒,ISO800,露出補正+1.7,220mm(換算600mm相当)

このようなケースでもAFが迷うことなく捉えてくれます。

「DSC-RX10M4」の画質そのものは「G3X」とあまり違いはないかもしれませんが、シャッターチャンスを逃す可能性が低いという点だけでも買い替えたメリットはあります。

今日はここまで。