2019年11月10日

フルサイズ機の便利ズーム「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」も購入

「TAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」はα7IIIで使っても写りがとても良いので特に不満は無く、広角側を補完するために「E-M5 MarkII + LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm」もあります。撮影旅行に使うならこのペアで必要十分です。

そこで満足していては面白くないので「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」も購入しましたが、このレンズも写りがとても良いです。このまま「TAMRON 70-180mm F/2.8」の発売のタイミングで大三元をそろえてしまえば「これで完璧」となるはずです。その場合はαで2台体制を組む必要が出てきます。キャッシュバックキャンペーン期間中に格安になったα7IIも買っておくか…

と物欲の勢いに流されそうですが、そもそもなぜα6400を買ったのか。そして「EOS 6D MarkII + α6400 = α7III」にしたのか。

今のままだとただ単に「使ってみたい」という理由だけで機材を増やしてしまいます。

そもそもオリンパス機に動物瞳AFが搭載されていなくて、搭載されるまでの繋ぎでα6400を買ったはずです。

先日、ようやく「E-M5 MarkIII」が発表されました。ところが“これじゃない”感が漂うガッカリスペックです。新E-M5は“安いE-M1”です。そんなこともあって、物欲がいっきに爆発してしまいそうなところですが、動物瞳AFを除けば、2台の「E-M5 MarkII」と大量に買ったマイクロフォーサーズのレンズで何も問題ありません。

APS-C機の「α6400 + E18-135mm F3.5-5.6 OSS」をフルサイズ機に置き換えるだけで良かったはず。

ということで冷静になってポチッしたレンズが届きました。


FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS

猫島で使うレンズの選択肢はこれしかないのです。「TAMRON 35-150mm」では望遠側が足りない「70-300mm」だと標準域をどうするのか。風景撮り以外では2台体制は取りたくない。

「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」の写りに関しては何度もネットにアップされている画像をチェックしましたが、やはり便利ズームゆえに「TAMRON 35-150mm」や「TAMRON 28-75mm」と比べると劣ります。価格が一般的な“便利ズーム”より高額ですので、少し使ってすぐに諦めた「TAMRON 28-300mm F3.5-6.3 Di VC PZD」よりは遥かに写りが良いことは間違いないようです。

そもそも「2台体制は嫌」「レンズ交換する余裕などない」ならば便利ズームを使うしかないのです。


左「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」、右「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」


左「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」、右「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」

見た目は「TAMRON 28-75mm」よりも、ちょっと短くてちょっと太いです。重量は780gあるので、見た目より重く感じます。


「TAMRON 35-150mm」をどうしようか悩みどころですが、屋内なら「TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD」、屋外なら「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」と使い分けて、2本だけでOKとしたいものです。

天気が良かったのでさっそく散歩コースで試し撮りです。


焦点距離240mm、絞りf/6.3

便利ズームの絞り開放は使い物にならない場合が多いですが、このレンズは近接撮影ならそこそこいけます。


焦点距離240mm、絞りf/6.3

ただし、寄れないレンズですので、花撮りには使えません。

最短撮影距離 ワイド端0.5m テレ端0.8m


焦点距離24mm、絞りf/3.5

ワイド端でもこれが限度です。


焦点距離49mm、絞りf/4.5

可もなく不可もなく「これなら良いかな」というレベルにあります。


焦点距離240mm、絞りf/6.3 ※50%トリミング

50%トリミングしてブログ用にリサイズという使い道なら必要十分な性能にあります。25%トリミングまでしたい場合は微妙です。


焦点距離24mm、絞りf/8


焦点距離240mm、絞りf/8


焦点距離240mm、絞りf/8


焦点距離240mm、絞りf/6.3


焦点距離240mm、絞りf/8 ※50%トリミング

池を眺めていたら何か光るものが飛んで行ったので慌ててシャッターを押してみると、カワセミが写っていました。

カワセミは同じ場所を周回する性質があるので、しばらく待ちます。


焦点距離240mm、絞りf/8 ※33%トリミング

15分後に戻ってきましたが、少しの物音ですぐに逃げてしまうので、さらに15分待つのかどうか。


焦点距離240mm、絞りf/8


焦点距離24mm、絞りf/8

SONY機はオリンパス機とはずいぶん違う色味の青空になりますが、当初こそ違和感があってもこれに慣れてきました。結局のところ好みという話ですが。

カワセミがなかなか戻ってこないのでそろそろ撤収。

APS-C機「α6400 + E18-135mm F3.5-5.6 OSS」をフルサイズ機「α7III + FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」に置き換えたことによるメリットがあればデメリットもありますが、あれこれ買わずに「これだけでOK」という場合は「α6400 + E18-135mm F3.5-5.6 OSS」が良いと思います。なぜならば機材をたくさん買わない人はOKレベルがそれほど高いわけではないからです。“適材適所”というキーワードを使いだすと機材が増えるのは当然で、その中のひとつが「α7III」であり、それに使う「FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」であるわけです。