2019年7月15日

猫カフェでα6400の動物瞳AFを試す

猫島巡りのために購入した「猫撮り専用機 α6400 + E18-135mm」の試し撮りをしている日々ですが、肝心の猫ちゃんを一度も撮っていません。猫の写真を相手に動物瞳AFの機能することを確認していますが、あくまでも写真は平面の静止物です。リアルな猫ちゃんを相手にして動物瞳AFが本当に実用的なのか試したいところですが…

妻が市内の某猫カフェに行ったことがあると話していたので、α6400を試すならそこしかありません。おっさんが独りで猫カフェに入店するのは気まずいので妻を誘っていざ勝負。動物瞳AFの結果はいかに。

・α6400
・E18-135mm F3.5-5.6 OSS
・EF50mmF1.4USM

1、2、4、5、6、20枚目はRAWを現像して露出をプラス補正しています。その他はJPEG撮って出しです。

まずは猫撮り基本セットの「α6400 + E18-135mm」を使います。


f/4.5,1/60秒,ISO2500,焦点距離34mm

屋内の猫ちゃん撮影は換算焦点距離51mmが適度の距離感があってちょうど良い感じです。


f/5,1/80秒,ISO2000,焦点距離50mm

ISO2000でノイズが多いです。α6400の実用範囲はせいぜいISO1600程度までです。

ここの猫ちゃんは遊んでくれる相手がいないとカメラをガン見します。撮りやすいともいえます。ただし、遊び相手がいる場合はそちらに猫ちゃんたちが行ってしまうため、無関心を装う猫ちゃんを探して被写体になってもらいます。


f/4.5,1/30秒,ISO4000,焦点距離35mm

ISO感度の上限を4000にしてあるため、ここではシャッター速度が1/30秒まで遅くなっています。屋内撮影では明るいレンズが必須になります。


f/3.5,1/30秒,ISO1000,焦点距離18mm

絞り優先AEの場合、ワイド端だとシャッター速度はそのままでISO感度が1000まで下がります。

ここまでで動物瞳AFの便利さは既に体感できています。ほんと便利です。問題はどこまで機能するのかですが…


f/5,1/50秒,ISO4000,焦点距離46mm

シャッター速度が1/50秒では動き回る猫ちゃんがぶれまくります。動きが一瞬止まった時の1枚です。


f/5.6,1/40秒,ISO4000,焦点距離95mm

屋内撮影でも望遠側がそこそこあるズームは便利ですが、高感度に弱いAPS-C機ではきついです。


f/5,1/40秒,ISO4000,焦点距離51mm

カメラを見ながらじっとしてくれている猫ちゃん相手でもISO4000。なんかもったいなく感じてきます。


f/5,1/80秒,ISO1250,焦点距離46mm

外光が当たる場所なら良いのですが、なぜかそこは遊び場になっているようで、こちらは被写体ブレの大量発生。通いなれている客は猫を遊ばせるのが得意ですので、そういう客がいる場合は撮影は厳しいです。部屋の中を眺めて遊んでいない猫ちゃんを見つけます。


f/4.5,1/30秒,ISO2000,焦点距離18mm

きょろきょろと顔を動かす猫ちゃん相手にAF-Cの動物瞳AFは有効です。


f/4.5,1/50秒,ISO4000,焦点距離33mm

可動式モニターには「バリアングル液晶」と「チルト液晶」がありますが、ローアングルを多用して猫ちゃんを撮るなら間違いなく「チルト液晶」が良いです。

レンズを交換して、ここからは「EF50mmF1.4USM」を使います。


f/2,1/80秒,ISO1250,焦点距離50mm

猫ちゃんのポートレートという雰囲気になってきました。


f/1.4,1/100秒,ISO4000,焦点距離50mm

手振れと被写体ブレを防ぐために、シャッター速度優先で1/100秒にしてあります。「EF50mmF1.4USM」の絞り開放での描写の甘さが良い感じに出ています。


f/2,1/100秒,ISO400,焦点距離50mm

正面で瞳をロックオンすれば横を向いても追随してくれます。ここからは絞りf2、シャッター速度優先1/100秒に固定です。


f/2,1/100秒,ISO1250,焦点距離50mm

とにかく猫ちゃんにカメラを向ければ猫ちゃんの瞳にピントを合わせてくれるわけですので、明るいレンズを使うなら動物瞳AFは必須です。写り優先ならオリンパスの「12-40mm F2.8 PRO」を使いますが、ピントを合わせたいところに合わせるのに疲れます。オリンパス機に動物瞳AFが搭載されることを切に願う日々。


f/2,1/100秒,ISO500,焦点距離50mm

この場合は「ここだよ」と液晶モニターをタッチします。


f/2,1/100秒,ISO1000,焦点距離50mm

この子はここに来たばかりだそうで、まだ馴染んでいなくて常に他の猫から離れた場所にいます。人が近づくことも嫌がります。


f/2,1/100秒,ISO640,焦点距離50mm

この距離でも動物瞳AFが機能します。


f/2,1/100秒,ISO800,焦点距離50mm

「α6400 + 明るい単焦点レンズ」なら、屋内の猫ちゃんたちをストレスなく気が済むまで撮り続けることができます。


f/2,1/100秒,ISO125,焦点距離50mm

しかしながら、遊んでいる最中の猫ちゃんを撮るのは厳しいです。こういう場合は換算35mmの明るいレンズが必要かもしれません。換算75mmだと屋内では望遠すぎます。


f/2,1/100秒,ISO320,焦点距離50mm

遊び疲れたのか猫ちゃんたちが昼寝を始めました。この辺りで本日は撤収します。

1時間の滞在で撮影枚数は670枚でした。