2008年9月23日

奥殿陣屋の秋の花々

日中はまだまだ蒸し暑い日が続きますが、朝夕は随分と涼しくなり、少しずつ秋という雰囲気になってきました。マクロレンズの実戦投入のため、どこかへ遠征しようかと考えましたが、準備不足のため定番の奥殿陣屋に行ってきました。


絞りF4
撮影開始早々、彼岸花をマクロでどのように撮ったらいいのか悩みます。


絞りF4 露出補正-0.7
いろいろ試してみましたがどれもイマイチ。諦めて普通ぽく撮っておきました。白い彼岸花は逆光で撮ると良い感じになります。


絞りF4 露出補正+0.3
奥殿陣屋のバラも咲き始めました。しかし、なぜか全般的に痛んでいます。今秋は不作の年かもしれませんね。


絞りF4 露出補正+0.3
今日は軽装備のため手持ち撮影ですが、マクロ撮影には三脚が必要ですね。被写界深度が浅いので手持ちではツライです。ということで絞りをF4で撮っています。(もちろん連写攻撃です)


絞りF4 露出補正+0.3
バラ園を一周して一輪一輪チェックしましたが、ちょっとバラ撮影という雰囲気にはなれませんでした。撮るものがないので、こんなものを撮ってみましたが、できれば他の昆虫が良かったなぁ。

バラを諦めて次はコスモスですが…

駐車場に一番近い場所が「コスモス畑」のハズですが、今年はありません。「今年は無いのか…」とガッカリしましたが、実はいつもと違うところにあります。

なぜ場所を変えたのかは、シニアカメラマンさん曰く「イノシシに荒らされるから」だそうです。新しい場所は周囲を針金で囲んでイノシシが入らないようにしてありますが…


絞りF4
とりあえずコスモス畑があるという雰囲気でこちらも撮影しようという雰囲気ではありません。収穫ゼロになってしまうため、なんとか絵になりそうなものを随分時間を掛けて探しました。


絞りF4
いつもなら、たくさん飛び回っているミツバチも今日は非常に少なかったです。選ぶ余地無し。撮影チャンスもごく僅か。


絞りF8
たぶん毎年通っている人はガッカリすると思いますが、そんな状況下でも開き直ってなんとかするというのも楽しいかも…


絞りF4
白いコスモスに薄いピンク色が混ざっているというよりは、なんだか汚れているような色合いですね。

バラもコスモスも今年はダメっぽいですが…

代わりに酔芙蓉(スイフヨウ)がちょうど見頃です。


絞りF2
ここでは絞りを開けて肉眼では見られない雰囲気を狙ってみました。


絞りF4
スイフヨウは、朝、昼、夕と花の色が変わるそうです。(朝は白かったです)


朝から日差しが強くて、撮影していると汗が止まりませんが、風は涼しく秋の気配を感じます。

さて本日のメインの被写体「彼岸花」ですが…

絞りF8
この土手には北側からしか近づけません。以前は南側からでも入れたのですが、あるものでブロックされていてダメです。(それを乗り越えるのはやめましょう)


絞りF2
撮りたかったイメージに近いものです。ここは歩き回れる場所ではないため撮影には不向きです。以前、ここで足を滑らせて怪我をしたことがあるので、場所を移動する場合は一歩一歩慎重に…(すぐにやめました)


絞りF4
今日は魚眼レンズも持ってきているのでちょっと試してみました。


絞りF4
左の写真のように撮ると普通の広角レンズと変わらないかもしれませんが、ちょっと趣向を変えて右の写真のように撮ってみると魚眼レンズらしさが強調されます。しかし、これには問題があって、自分の足が写りこみます。ここではライブビューを使ってそれを回避しました。

以上が2008年の「奥殿陣屋の秋の花々」でした。

今日の撮影機材
・OLYMPUS E-3
・ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
・ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye