2007年9月24日

スナップ専科「E-510」「帰ってきたE-510」だが…

「E-510」が調整から戻ってきたと連絡があったため、さっそくキタムラT店へ受け取りに行く。せっかくの休日、「E-510」を受け取るだけでは芸が無いので、動作確認を兼ねて「彼岸花」を撮りに行くことにして「ZD14-54mm」と「ZD50-200mm」も持参。

さて、店頭で店長さんから「E-510」を受け取るが………私もキタムラの店長さんも予想しなかったことが起きていた。

名古屋の修理会社の修理明細書のコメント欄には「ボディは特に異常ございませんでした。レンズピント精度に。詳細はメーカー修理票の通りです。」と書かれていた。

あーなるほど、簡単な修理ならオリンパスから委託されている修理会社が対応するんですね。私が「納得いかん!」とキレたため「E-510」をオリンパスへ送っていたから時間が掛かったわけだ。

で、調整してくれた「ZD18-180mm」の修理納品書を見ると「レンズピント精度に若干の狂いが生じていたため、調整致しました。新ボディと調整後のレンズでピントチェック済みです。」と書かれている。えっ「新ボディ」って何?

問題なしと宣言された「E-510」の修理納品書を見ると「ボディがピント不良でしたので新品交換致しました。新ボディと調整後のレンズでチェック済み。旧No.61507xxx→旧No.61517xxx」と書かれているではないか。

私が散々文句を言って、オリンパスと私の間に挟まれて対応に苦労したキタムラの店長さんは、これにはさすがに納得いかないようで、改めて確認してみると言ってくれていたが、私としてはもうこれ以上追求するつもりはありません。最初の「E-510に異常なし」で返却されていたら未だにピント問題で頭が痛くなるところでしたので、新ボディになったことで改めてE-510を使ってみる気になりました。キタムラT店の店長さん、ありがとうございました。

でも、本当に私の「E-510」が「ピント不良」だったのかどうか分かりません。私は同僚と冗談で「きっと検査のために解体されちゃっているんじゃないの? だから返却日未定なんだよ」と言っていたのですが、検査のためにいろいろとやりすぎて壊してしまったというオチだったら公表できませんよね。オリンパスから借りた「E-510」が私の「E-510」と殆ど同じ症状でしたので…

さて、さっそく近場の彼岸花を撮りにいったところ、不思議なことに今までハズすことが多かったケースでもピントが合いやすくなっています。ZD18-180mmは「新E-510」との現物合わせされているので合うのは当然かもしれませんが、現物合わせがされていないZD14-54mmのワイド端、ZD50-200mmのテレ端でも合うようです。たまたま「彼岸花」だと合いやすいのでしょうか。

新ボディでピントチェック

OLYMPUS E-510 + ZD14-54mm
新ボディでさっそくピントチェック

実焦点距離 14mm、絞り F2.8、ISO400、NF オフ、縦位置で撮影
ピントチェック(1)
バーコードに合うのは当然ですが…
ピントチェック(2)
初代E-510と借り物E-510で合わなかったケースでも、新E-510なら完璧とはいかないまでも若干の後ピン程度に収まっている。工業製品ですから「検査規格」に収まっていれば「良品」となり出荷されますが、これも「個体差」というものなのでしょうか。

初代E-510となんら変わらなかったら、今後はE-510を使わないつもりでしたが、まだまだ“デジカメ遊び”として楽しめそうな雰囲気。「E-3」の発売まで1ヶ月ちょっと、その間はもう少し「E-510」と付き合ってみるつもりです。