2005年7月30日

鈴鹿8時間耐久ロードレース2005

今年も鈴鹿8耐の金曜日と土曜日に出撃。

猛暑の予選アタック

ゲートオープンと同時に入場して、直ぐに「ピットウォーク券」売り場へ直行。そしてイベント広場をウロウロするが、設置途中のブースばかりで今日のイベントは何も無さそう。さっそく第1コーナーのいつもの撮影ポイントを陣取るが観客は私以外にたった1名。予選日って人気が無いようです。ゲートオープン時刻に同僚も来ているハズだから連絡を取ってみると、なんとヘアピンにいるとのことである。あんな遠くまで行くなんてスゴイ気力です。

タイムスケジュールによると、午前の部で「Aグループ第1ライダー」「Bグループ第1ライダー」「Aグループ第2ライダー」「Bグループ第2ライダー」の4パートに分かれての予選タイムアタックである。

それぞれのパート間には“休憩時間”があるため、その時間を使って移動すれば最低4箇所で撮影が可能。その後に「第3ライダー」の練習走行があり、そして「ピットウォーク」。

4パートをそれぞれどこで撮影するのかが問題で、効率を考えると「第1コーナー」、「第2コーナー」、「S字出口」、「逆バンク」の順に巡り、ピットウォークへ突入するのがベストだろうか。

今回は猛暑との戦いになるため、撮影機材を最低限必要なものだけにして挑んだが、一脚を外したのは大失敗。1パートのアタック時間が30分で、次のパートまでに休憩を兼ねた移動時間があるとはいえ、30分もの間ずっとカメラを振り回し続けるのは結構しんどいです。私が一脚を使う理由は「ブレ対策」ではなく、どらかというと疲労軽減だったりする。

今回の撮影での新挑戦は「S字出口」である。コースアウトしてバイクが吹っ飛び砂煙を上げるシーンを撮れたのは、偶然とはいえ今回の唯一の収穫だったかも。さすがにプロライダーはコケルのも上手いようで、バイクが大破してもライダーはなんとも無いようで一安心。

それにしても朝から猛暑です。時間と共に撮影するのも辛くなってきた。ドリンクをガンガン飲んでもダメ。体力の消耗が激しすぎて、気力が時間と共に無くなっていく。「逆バンク」の土手の一番下から金網越しにバイクを狙っていると目眩がしてきた。無念だがここでギブアップ。涼しそうな撮影ポイントを探しつつウロウロするがそんな都合が良い場所は全然ありません。

撮影機材 E-1 + ZD50-200mm + EC-14

「第一コーナー」



「第二コーナー」


「S字出口」



「逆バンク」


金曜日のピットウォーク

早々と「ピットウォーク」の入り口に行くが、まだ誰も居ないではないか。係員すら居ません。仕方なくスタンド側へ戻り軽食場でしばし休憩。30分ほどすると同僚から「ピットウォークの入り口に居る」と連絡を貰い、私も出向くが…。

昨年は「金曜日」のピットウォークでも、そこそこ収穫があったため、同僚Y氏と期待話で盛り上がるが…。

いざ被写体を求めてピットロードに飛び出すと…

「あれ?。うーん。予定より開始時刻が早かったからかなぁ。もうちょっと経てば…」 なんて期待をしつつ何度も往復するが、ざんねん!!

撮影機材: NIKON D70s


キャンギャルステージ

連日の猛暑のため撮影意欲が減少。少しでも気力を持たせるために撮影装備の軽量化を図り、本日の装備は「D70s」と「8800」そして小型の脚立のみである。

イベントステージ「“コカ・コーラ”マルチステーション」の設置場所が昨年と違い、かなり奥まったところにあり、ステージの大きさも昨年度の半分程度か。今年のイベントエリアが「グランプリスクエア」と「モトマックス」の2箇所に分かれており、“お祭り”としては昨年度よりも規模が大きく、ステージが小さくなったのは「ステージ以外にも楽しめるイベントが沢山ある」ということが理由なのかも。よって「キャンギャル目当て」でステージに集まる観客は随分と少なかった(と言っても結構な人数だけど)。

「D70s」と「8800」の2台体制でステージ撮影に挑んだが、結果としてはNGだったかも。D70sの望遠側の足りなさを8800でカバーさせる予定でしたが、結果的にどちらも適当な写真ばかり。撮影場所を「オフィシャルビデオカメラ」の隣ならば前列でジャマするやつは居ないだろうと陣取ったが、なぜかギャルたちは「オフィシャルビデオカメラ」の方をいっさい見てくれません。結果的には激戦の中央で撮影した同僚の方が正解。

それと天気予報では“曇り”のハズなのに日差しが強くて、キャンギャルステージの後半は倒れそうになるのを必死に我慢して撮影。

「ムリな2台体制」、「場所撮り失敗」、「暑さに負けた」という最悪な今年のイベントステージ撮影でした。

撮影機材: NIKON D70s,COOLPIX8800

大きい写真は「鈴鹿8耐『サーキットの華たち』(レースクイーン,キャンギャル)」に掲載しました。


土曜日のイベント広場

金曜日の8耐予選日には閑古鳥が鳴いていたイベント広場ですが、8耐ムードがいっきに高まる土曜日になるとスポンサーアイテムを配布しているコンパニオン(タイミングが合えばキャンギャルにも)に会えます。

バイクを撮りに来たけど、少しは「ネーチャン」も撮りたいが激戦のピットウォークへ飛び込む気力(執念、気合、根性)は無いなぁという人にはイベント広場をウロウロしてみることをお勧めします。スポンサーアイテムを受け取ったタイミングで「写真いいですか」と一声掛ければ、短時間ではあるが“占有”できますからね。ピットウォークとは違って落ち着いて撮れます。

撮影機材: NIKON D70s


土曜日のピットウォーク

猛暑の中でのピットウォーク、昨日とは変わり「激戦」そのもの。午前のイベントの後に休養を1時間とって挑んだが…。

ピットロードに辿り着くまでに結構な時間を要したため、実質の撮影タイムは約35分、これだけあれば十分かと思うのだが、「カメラ小僧&オヤジも多いが、ギャルも多い」ということで、時間いっぱいいっぱい粘っても撮りきれず。

激戦のピットウォークに役に立つかと小型の脚立を用意したが、最前から2列目ならばなんとか使えそうだが、3列目となると全然ダメ。2列目で使おうとしてもよほどの激戦区で無い限り少し待てば最前列まで辿り着ける。よって小型の脚立が役に立ったのは3箇所程度だった。どうせ荷物になるのなら2段脚立の方が良かったかも。

撮影機材: NIKON D70s

今回の撮影では何枚かストロボが発光されていません。これは故障でも何でもなく、「いつの間にかポップアップストロボが閉じていた」という状態が何度も生じていたのです。きっと激戦区でカメラを守るために無意識のうちに自分で閉じてしまっていたのかもしれません。とにかく最前列から脱出する際に、カメラを守るのにも必死でした。

撮影機材: NIKON D70s