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一般解の王道「本多静六 私の財産告白」

毎月にように大量にポチポチしてきた書籍を消化する前に、雑誌や新聞やネットで気になった書籍を見かけるとポチしてしまうので、未読本が大量に山積みになっています。息抜きに漫画本も買うと、それが最優先になってしまう点も悪循環です。

インベスターZも買い集めていますが、その第18巻の1シーンです。なんと!! プレジデントで紹介されていて即買いした割には放置していた「本多静六 私の財産告白」が登場しています。

「すぐに行動できな人は結局のところ何も上手くいかない」を解説するエピソードですが、ほんとまずは行動することが大切です。行動できない人に何かアドバイスしても無駄ですので、「話すだけ時間の無駄」と思える人には何も言わないことにしています。過去にアドバイスそのものが「余計なお世話」だったと思えることは多々あります。行動しない人からすれば余計なお世話なのです。


私の財産告白 (実業之日本社文庫) (著)本多静六

誰でも豊かで幸福になれる! 日本人が書いた最高の人生哲学
貧農に生まれながら苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して巨万の富を築いた男、本多静六。
停年と同時に全財産を寄付して、働学併進の簡素生活に入った最晩年に語った普遍の真理は、現代を生きるわれわれにいまなお新鮮に響く。
「人生即努力、努力即幸福」をモットーに生きた人生の達人による幻の名著、待望の初文庫化!
【本書に登場する本多静六の名言】
「金儲けは理屈でなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題となる」
「金というのは重宝なものだ。ところが、世の中には、往々間違った考えにとらわれて、この人生に最も大切な金を、頭から否定してかかる手合いがある」
「投資の第一条件は安全確実である。しかしながら、絶対安全をのみ期していては、いかなる投資にも、手も足も出ない。だから、絶対安全から比較的安全、というところまで歩みよらねばならぬ」
「人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない」
「『天才マイナス努力』には、『凡才プラス努力』のほうが必ず勝てる」

本編を読み始める前に巻末にある岡本氏の解説を先に読むことをお勧めします。

世の中には「一般解」と「特殊解」がある。「一般解」は世間一般に通用する。「特殊解」は応用問題の解答として優れている。しかし「特殊解」は万人に当てはまるとは鍵らない。・・・「私の財産告白」は多くの成功物語とは異なる。そこに「特殊解」はない。全編で「一般解」が貫き通されている。

「松下幸之助」「本田宗一郎」など超有名な成功者たちの書籍を読んでも「感銘を受けた」となっても「自分にそれはできるのか。いやできるわけない」となります。なぜならば、そういう人たちの言動は「特殊解」だからです。それはプロスポーツでも同じです。

「本多静六」の言動は「一般解」です。本多静六氏のような思考と行動をしていけば、「絶対無理!」ではなく可能性が出てきます。

投資話で引用されるのが本多静六氏の「4分の1天引き貯金」ですが、これを単純な算数の見方をしてみると「目から鱗」になります。「4分の1天引きして、それを投資に回しましょう」ではなく「4分の1天引きして貯金すれば、4年で1年分の手取りになる」ということです。「4分の1」が無理でも「10分の1」なら10年で1年分です。手取り1年分を何かに投資するならば、結構大きなものに投資できるので選択肢も増えます。毎月少ない額の投資だと選択肢は限られます。よって、大きな塊になるまで貯金して「今が勝負!」というタイミングを待つのがベスト。

投資関連に関してはあくまでも結果論であって、本多静六氏の成功した最大の要素は「人生即努力、努力即幸福」という考え方です。はたから見れば「運が良かった」と思われそうなことでも、常に努力していることで「運」をつかむことができるのであって、何もしていなければ掴むどころか気づかないのです。

そして「職業の道楽化」も重要です。金のために仕事をするのではなく、金は後からついてくるものです。楽しんでやっていることなら、その質も高まり、結果的にそれがお金になります。

「好きでもない仕事を言われたことだけ嫌々やって、収入も増えていかず、徹底的に節約して使った軍資金で投資」というのは何かおかしいと気づく人は、そもそもそのような仕事はしていないかもしれませんが、若い人には取っつきにくいこの書籍こそ若い人が読んだ方が良いです。

長期目線の資産運用の最適解は「コツコツ全世界株投資信託」が定石になりつつありますが、「本当にそうなの?」と疑問に感じる点はあります。「何も考えたくない人は、コツコツ全世界株投資信託にしておけ。20年後まで気にするな」であって誰にでも当てはまるわけではありません。やはり、「コツコツと貯金して大チャンスを待て。それまでは勉強しろ」が資産を増やす最適解だと思います。平均すれば10年くらいに1回は大チャンスがくるらしいので。

カテゴリ : 書籍など



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