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投資関連本ではなくビジネス書ぽい「プロ投資家の先の先を読む思考法」

漫画「インベスター」を題材にした若者向け投資関連本『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の著者である藤野英人氏の最新刊をポチしました。

プロ投資家の先の先を読む思考法
プロ投資家の先の先を読む思考法 (著)藤野英人

投資もビジネスも先の先まで読んだ人が勝つ。見えない未来を見ようとするのではなく、目の前のわずかな変化を見逃さない。流行り廃りではない本物を見抜くプロの予測全技法。
第1章 「先の先」を読むために「今」を知る
・「先の先を読む」のはトランプの神経衰弱のようなもの
・シンプルで公平なのになぜ投資で勝てないのか?
・今、起きている変化を〝生活者〟として捉える
・先を読むために、自分を「令和型」にアップデートする
・コラム 私が毎日3つよかったことを書き続ける理由
第2章 「思考」を広げて先の先を読む
・私が3万人のツイートを読み続ける理由
・1日の5%は他人になったつもりで考える
・投資先を決めるのは「損得」ではなく「好き嫌い」
・〝王道〟から外れることで見えたもの
・コラム 「先の先」を読むための本の読み方
第3章 先の先を読むための「材料」の集め方
・意識下で200のことを同時に考え続ける
・並行していろいろやることで情報が化学反応を起こす
・学ぶときは最初に集中するといい
・快・不快への想像力が高いほど「先の先」が見える
・コラム 三日坊主を防ぐ魔法の考え方
第4章 今この時代に「伸びる会社」の共通点
・初めて会ったときに衝撃を受けた経営者の話
・業界に風穴を開ける令和4年型企業を探せ
・優秀な会社を探すのか、優秀な経営者を探すのか
・個人投資家が「企業の将来の力」を予測する方法
・コラム 経営者が「なぜ」を問い続ける会社は強い
第5章 先の先に見えてきた「未来のかたち」
・これからはウェルビーイングを提供する企業が成長する
・数十億円を儲けてなにを思ったか
・お金や権力よりもずっと大切なこと
・今後のテーマは「ポジティブ・インベストメント」
・コラム 「将棋」と「投資」は連動している
第6章 先を読むことと同じぐらい大切なこと
・「失望最小化」で生きる人、「規模最大化」で生きる人
・日本人の資産が欧米人より増えない理由
・「勝つか負けるか」ではなく、「勝つか学ぶか」
・過去は変えられないが、起きたことの意味は変えられる
・コラム 未来予測して「どうするか」を決めるのは自分自身

読んでいる途中で違和感を覚えましたが、とりあえず最後まで読みました。この書籍は投資関連本でもなく自己啓発でもなく経済でもなく心理学でも哲学でもない。いったいなんでしょうか。エッセイなのでしょうか。

断片的には参考になるお話もありますが、とりあえずページ数を稼ぐために、あれもこれもと思い付いたネタをかき集めたような印象を受けます。

投資関連から切り離して、「ビジネスマンとして成長するためには」を柱にした構成の方がすっきりするような気がします。著者の仕事の進め方とか投資先の探し方を省けば、自己啓発本そのものです。

「ビジネスマンとして成長するためには」のノウハウを真摯に受け取り実践できるようになれば、必然的に投資家としても成長していき、結果的に勝てるようになる。

起承転結になるように構成を変更した改訂版の登場を望みます。

カテゴリ : 書籍など



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ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

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