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全ては経験「ニュートレーダー vs リッチトレーダー」


ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得 (著)スティーヴ・バーンズ (翻訳)オブリーク山岸

株式投資家必携! 投資で勝つために必要な考え方がこの一冊でわかる! 自信満々に株式投資を始めた新米トレーダー(ニュートレーダー)だったが、何の計画もなく取引を始めてしまい、早速、相場の洗礼を浴びてしまう。彼は知り合いの金持ちトレーダーを何度も訪ね、投資家心理やリスクマネージメント、投資手法についてのアドバイスを繰り返し受ける。 初心者が陥りがちな失敗をリアルに味わいながら、新米トレーダーとともに本物のトレーダーを目指して読者も成長できる、非常にわかりやすい投資心得書。

書籍の冒頭の“はじめに”に書かれている「金はあるが経験のない新米投資家がマーケットに参入した場合、彼が即座に得られるのは経験だ。もちろん金は失うが。」が全てを物語っています。

要するに経験しないことには前には進みません。

本文の構成はよくある「先生と生徒」「師匠と弟子」「ベテランとビギナー」という組み合わせで、投資デビューのビギナーがベテラン投資家にアドバイスを求めるストーリーです。「先生側の人物があれこれ生徒に教える」ではなく、あくまでも生徒側の人物が自分で考えたことを先生に告げて、先生はそれに対するアドバイスをしますが、決して「こうすべき」と断定しません。この点もよくある構成です。


「新米トレーダー(生徒)がこうする時は金持ちトレーダー(先生)はこうします」という初心者がやってしまいがちなことを「こういう時はこうした方が良いよ」という教えです。よって「新米トレーダー(生徒)」が何かしない限り、話は進みません。


株の個別銘柄の売買を始めると、あれこれいろんなことをやってみたくなるので、誰しも通る道のオンパレードです。

ただ、解説書ではなく物語という形態をとっているため、本来なら図で説明すべき事柄も全て先生と生徒の会話で進めるので、すでにチャートの見方を十分に理解していて、二人の会話が頭に中で図にできることが必須条件になっています。しかしながら、それができる人はこの書籍を読む必要はないような気がします。

それから、“順張り”が絶対的に正しいとしているため、現在の荒れ相場ではあまり役に立ちません。チャートを見て売り買いするだけで儲かるなら誰も苦労しません。

もう少し銘柄選びに重きを置いて欲しいとは思えるのですが、実はこの書籍は銘柄選びとかチャートの見方を学ぶことを目的にしていません。「新米トレーダー」の心理的な面の成長を読者に伝えたいのです。そこが伝わりにくいので途中から面白さが無くなってきて残念です。開き直って「新米トレーダー」の悪戦苦闘の日々を日記風に書いた方が楽しめそうです。

カテゴリ : 書籍など



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