新人類世代のオヤジ日記のトップに戻る

定期預金代わりの最適解「インデックス投資は勝者のゲーム」

株ゲーム第一章は日本株、長期運用資産は全米投信と決めて進めてきました。株ゲーム第二章はキャピタルゲイン狙いで日本株の中短期銘柄、インカムゲイン狙いで日本株の配当銘柄、キャピタルゲイン&インカムゲイン狙いで米株の個別銘柄、そして完全長期放置の全米投信の四本立てで進めています。

投信も楽天証券でポチポチしたため、深く考えずに「楽天・全米株式インデックス・ファンド バンガード・ファンド(全米株式) 」です。分配金がどうこうを理解せずにポチポチしていたので、最初の60万円までは「分配金あり」、途中からは「再投資」にしていますが、過去に分配金の支払いがあったのか不明のため、「分配金あり」で分配金が支払われるのかイマイチ分かりません。

最近の投資ネタとして「長期目的ならインデックス投資にしておけ」が定番ですが、その中でも「バンガード・ファンドにしておけ」が主流なのかもしれません。そこで、「バンガード・ファンド」の創業者であるボーグル氏の書籍を読むことにしました。

インデックス投資は勝者のゲーム
インデックス投資は勝者のゲーム 株式市場から確実な利益を得る常識的方法 (著)ジョン・C・ボーグル , John C. Bogle (監修)長尾慎太郎 (翻訳)藤原玄

市場に勝つのはインデックスファンドだけ!
勝者への道はインデクスファンドを買い、永遠に持つこと!!
改訂された「投資のバイブル」に絶賛の嵐!
本書は、市場に関する知恵を伝える一級の手引書である。もはや伝説となった投資信託のパイオニアであるジョン・C・ボーグルが、投資からより多くの果実を得る方法を明らかにしている。つまり、コストの低いインデックスファンドだ。ボーグルは、長期にわたって富を蓄積するため、もっとも簡単かつ効果的な投資戦略を教えてくれている。その戦略とは、S&P500のような広範な株式市場のインデックスに連動する投資信託を、極めて低いコストで取得し、保有し続けるということである。
本書の第1版が出版された2007年4月以降、ひとたび下落した株式市場が、その後、上昇を続けるなか、ボーグルの運用方針は投資家に成果をもたらし続けている。今回の記念すべき改訂版第10版では、データが更新され、新たな情報も盛り込まれた。また、ボーグルはアセットアロケーションと退職後の投資に関する2章を新たに設けたが、初版からの一貫した長期的視点に変わりはない。
インデックスファンドに特化したポートフォリオこそが、株式市場のリターンから公平な分け前を効率的かつ確実に獲得する唯一の投資戦略である。この戦略はウォーレン・バフェットも支持するもので、彼はボーグルについて次のように語っている。「アメリカの投資家にもっとも貢献した人物を称えるための像を建てるとしたら、ジョン・ボーグルが選ばれることは疑いのないことだ。ボーグルは数十年にわたり、コストの極めて安いインデックスファンドに投資するよう投資家たちに呼びかけてきた。そして、今日、何百万もの投資家たちに貯金するよりもはるかに大きなリターンを獲得できることを知らしめたことを知れば、彼も満足するであろう。ボーグルは彼らの英雄であり、そして私にとっても英雄なのだ」
この最新版でも、これまでの版と同様、将来の財政的基盤を構築するための堅実な戦略を提示している。

ページ数が非常に多い書籍ですが、ボーグル氏が言いたいことをまとめればA4用紙1枚で収まる内容です。ひとくちに「投資対象を株にする」と決めた場合でも、選択肢があまりにも多すぎるため、それらのデメリットをひとつひとつ具体的に上げ「だから、うちのインデックス投資が良いのです」となります。それが延々と続くため、同じ話を何度も聞かされているような気分になってきますが、それだけ「でも」と反論する人が多いのかもしれません。最後まで読めば「他の選択肢はない。ここのインデックス投資を買えばいいんだね」となります。

バンガード・ファンドの基本的で重要なポイントは「コスト」です。「コストが掛からないなら投資家の利益が増える」という分かりやすい考え方です。

ファンドマネージャーが売買して利益を出すような仕組みだと、「そもそもファンドマネージャーの人件費が発生する」「株の売買を繰り返せば証券会社に払う手数料が膨大になる」の2点のコストが発生します。そして「ファンドマネージャーが確実に儲けを出す保証はない」というリスクがあります。

バンガード・ファンドは決められたルールに基づいてコツコツと買っていくだけですので、人件費も手数料もあまり必要としないため、コストが一番掛からないファンドというわけです。そして、暴落局面でもコツコツと買っていくので、他のファンドのように投げ売りして大損するということがありません。そのコツコツを40年以上やっているのがバンガード・ファンドですので、多少の下落など誤差の範囲なのです。

利息が全くつかない銀行の定期を10年、20年放置するよりは、バンガード・ファンド「インデックス投資」が良いかもしれません。ただし、銀行の定期は元本が保証されていますが、投資信託は売却のタイミングによっては元本割れもあります。投資信託は満期という概念はないので、老後にどうしても現金が必要になったという時まで売却する必要性はありません。よって、投資信託につぎ込むお金は、あくまでも使う予定がないお金です。そこを「1年後までに少しでも増やしておきたい」という思惑で「流行りの投資信託ポチ!」をすると「こんなはずじゃなかった」となります。

カテゴリ : 書籍など



※メールでの受け付けは取り止めました。質問、問合せなどはツイッターでお願いします。

ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

検索

HOME | 超初心者が株を買ってみた | 書籍など