「過去4回の下落相場をなんとか乗り越えた」という経験が裏目に出て、初心者が今回の下落相場で買い向かってボコボコにされましたが、配当銘柄の現物買いですので狼狽え売りはしません。
「ボコボコにされちゃったよ」では単なる経験で終わってしまうので、次回の下落時に向けて分析をしておきます。
含み益が「マイナス754,207円」になった「2022年3月8日」ではなく日経平均をさらに下げた「2022年3月9日」を基準に「2021年1月4日」「2021年9月29日」「2022年1月4日」「2022年2月18日」と比べてみます。
「日経平均」と「TOPIX」の動きは微妙に違いますが、株価が大きく動く銘柄が多い「日経平均」はあくまでも参考程度にしておいて「TOPIX」で判断します。
コロナショックで暴落した日本株ですが、2020年は徐々に上げていき、2021年に入って2月中旬までに急騰しています。日経平均に比べてTOPIXは出遅れ感があり、2021年年初時点ではまだまだこれからという位置でした。
あくまでも「TOPIX」に関してなら、2022年3月の暴落で大幅に下げた株価は2021年年初に戻ったという雰囲気です。岸田政権誕生からは-13.71%、2022年年初からは-13.75%です。
半導体不足、中国の不動産問題、岸田ショック、オミクロン感染拡大と株価が下がる要因が続いていた割には、岸田政権誕生と2022年年初を比べてもあまり変わっていません。2022年に入ってからの下落はアメリカの利上げ問題が大きな要因です。それをカバーする対策が日本の政府になかったことが、下落が止まらなかった要因かもしれませんが。
そして、ロシア問題がどうなるのかまだ分からなかった2022年2月18日からは-8.6%です。
「2月10日までに売っておいて2月後半で買う」と決めていたわけですが、実際は長期保有銘柄を売らずに持ち越しています。結果論ですが、全部売っておけば実現損益は今より31万円多く、それ以降何もしていなければ熟睡できる日々だったはずです。
さて、買い向かって含み損が爆増したわけですが、もしかしたら買い向かった銘柄選びが問題だったのではないのか？と思うわけです。
そこで今まで買ってきた95銘柄を同じように2021年1月4日、2022年2月18日からの騰落率を調べてみます。
-8.6%より下がった銘柄数は、2021年1月4日の株価を基準にすると36、2022年2月18日の株価を基準にすると47あります。
2022年2月18日の株価から-16%下げた暴落銘柄数は18あります。-20%下げた爆損銘柄は7あります。
爆損銘柄
・日産自動車 -28.81%
・三菱自動車 -23.28%
・フタバ産業 -22.9%
・マツダ -22.08%
・シャープ -21.77%
・豊田合成株式会社 -21.58%
・ジェイテクト -20.85%
クルマ関連銘柄が叩き売られました。
コロナバブルで上げ上げできた銘柄が暴落したのでしょうか。では急騰する直前の2021年1月4日と暴落する直前の2022年2月18日の株価を比較してみます。
すでに下げられていたのに今回も大きく下げられた銘柄は13あります。これが買い向かってはダメな銘柄なのかもしれません。
買い向かいNG銘柄
・キリンHD
・ハイパー
・ユニチカ
・中京医薬品
・シャープ
・アルプスアルパイン
・日産車体
・フタバ産業
・SUBARU
・豊田合成株式会社
・ニプロ
・日産東京販売
・ビジョナリーHLDGS
底を脱して反転上昇になり、さらに急騰していないタイミングで買えば「安く買えた」となりますが、下落初期に「あっ安くなった」と飛びつくと大やけどします。この中にある「SUBARU」と「豊田合成株式会社」に飛びついて買ったため含み損が大きいです。
今回の暴落以前に2021年1月4日から2022年2月18日までに-8%も下落している銘柄は25あります。最初からそのような銘柄は購入対象から外すべきなのかもしれません。
追記.
もしかしたら、2021年年初から上げすぎた銘柄が叩き売られたのでしょうか。2021年1月4日から2022年2月18日までに16%以上上昇して、そこから2022年3月9日までに-16%より下げられた銘柄は10あります。
・ヤマハ発動機
・三菱自動車
・マツダ
・本田技研
・ニコン
・トヨタ紡織株式会社
・ジェイテクト
・アイシン
・AOKIホールディングス
・ＡＮＡホールディングス
「ヤマハ発動機」「マツダ」「トヨタ紡織株式会社」「アイシン」も買い向かって含み損が爆増しています。
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