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予想は当たったのか?「株バブル勃発、円は大暴落」

朝倉慶氏の著書「株高・資源高に向かう世界経済入門 株がバブルというウソ」が大いに参考になったので朝倉氏の過去の書籍もあれこれ買って読んでいます。

「過去にこういうことを言っていたけど当たっていたんだろうか」という答え合わせを兼ねていますが、投資とか経済に関心を持つようになったのが今年に入ってからで、それまではニュース番組や新聞記事を見ても漠然と過ごすだけでした。今さら感はありますが、趣味で忙しかったころ、世間ではどのようなことが起きていたのかという復習にもなります。

株バブル勃発、円は大暴落
株バブル勃発、円は大暴落 (著)朝倉慶

超金融緩和で上がるのは株・不動産のみ。止まらないインフレで給料は実質低下、現金しか持たない者は大貧民になる!
超金融緩和により、株価が上がって景気がよくなると思うかもしれませんが、とんでもない!
これから訪れるのは、止まらないインフレ、大幅な円安、上がらない給料、苦しくなる生活なのです。
平和だった日本社会が混乱する、大インフレの到来となるのです。
「しまった! あそこが相場の転換点だったのか」と後悔する人と、転換点をキャッチして自ら行動を起こした人では、数年後に天と地ほどの貧富の差が生まれるのです。
第1章 日本株バブル到来、円は暴落寸前(とうとう円安トレンドに突入した!;エネルギー問題で日本の貿易赤字はこれからも続く ほか)
第2章 習近平のもとで、中国経済はどうなるのか(株価でわかる中国経済の減速;中国では1億口座以上が「塩漬け」になっている! ほか)
第3章 外資系金融システムの崩壊(JPモルガンに毎年100億円の収益をもたらすトレーダーがいた;常勝トレーダーが負けたときの損失は天文学的である ほか)
第4章 最後のチャンス到来。相場の転換点をつかめ!(いま投資をしなければ一生後悔する!;米ドルや米国株は買ったほうがいいか ほか)

「株バブル勃発」は既にアベノミクス効果で株価が上昇していたため、それを踏まえてこれからどうなるが書かれている書籍です。

円安誘導で「輸出産業が潤う」「海外投資家が日本株を買う」は上手くいきました。そのことで豊かになった人も大勢いるかもしれません。ところが、何も変わらないとか、逆に悪くなったという人も大勢いそうです。

アベノミクスで掲げていた項目のひとつに「インフレ目標は2%」というのがありました。「卵が先か鶏が先か」みたいな話になってしまいますが、「給料が上がらないのはデフレが大きな要因だから経済を活性化させインフレに持っていけば給料も上がる」ということだと思います。

書籍にも「インフレになる」と書かれていますが、円安に誘導できた割にはインフレにはなりませんでした。今でもコロナ禍で「貨幣をばらまけばインフレになってしまう」という憶測がありましたが、実際はインフレになっていません。

実際の所は日本に住む人々が「デフレが当たり前」という感覚になっているため、価格を上げるくらいなら、質を落とすか量を減らすで価格維持でいいやと供給側も需要側もそれで良しとしているわけです。

この書籍に書かれている事柄の中で一番の注目ポイントは第二章の中国の国内問題だと思います。2013年時点で中国の不動産問題を明確に指摘しています。それが2021年になって噴火しそうですが、まるで昔の日本における不動産バブルそのものです。

アメリカのリーマンショックも同様ですが、既に日本で大失敗したことをなぜ他国は反面教師として学ばないのでしょうか。不思議です。

2013年時点で「円の価値が下がるので今のうちに株を買っておけ」は結果的に大正解ということになるので、アベノミクスのタイミングで買い向かった人たちは今ごろ大きな財を築いていることでしょうね。そして、「数十万円で始めて億超えしました」という人はアベノミクスの恩恵を最大限に受けたということかもしれません。

カテゴリ : 書籍など



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ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

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