2021年12月24日

トーンダウン?「カメラマン リターンズ #4」

夏は「間違いだらけのレンズ選び!!」、冬は「間違いだらけのカメラ選び!!」で行くと決めたのか、「カメラマン リターンズ #4 間違いだらけのカメラ選び!!」が発売されました。「#3」は欠番ではなく全く違う路線ですので買っていません。あくまでも月カメの「間違いだらけの〇〇〇選び」が好きだったので、その路線なら買うだけです。

カメラマン リターンズ #4

大いに期待していただけに今回は妙に「?」がつく座談会になっています。#2までの広告はFUJIとSIGMAでしたが、今回はCANONの広告が大きく、他はNIKONとSIGMAです。

トップバッターのNIKONネタに関してはZ9をベタ褒めで「ミラーレス第二章の始まりだ」と断言しています。ようするにメカシャッターを廃止したことで、従来のカメラと完全に決別して新たな進化を遂げ始めたということです。そもそもミラーレス機は電子シャッター併用だったわけで、どこが最初にメカシャッターを無くすのかという駆け引きであって、それをNIKONがやったことで、他メーカーも安心してメカシャッターを無くせます。ビデオカメラと何が違うんだという議論にはならない点はどうなんでしょう。

CANONネタはR3ですが、なぜかキヤノンマーケティングの社員が同席しての座談会になっています。このことで、今までのようには悪く言えなくなり、R3の良いところだけひたすら持ち上げることに終始しています。結論としては「欲しいレンズが無い」「価格が高すぎる」ということで誰も買わないようです。Z9との比較をして「ここはR3が良いけどここはZ9が良いよね」くらいの議論をして欲しかったです。

その他メーカーもネタ不足なのか、いまいち盛り上がりに欠ける「間違いだらけのカメラ選び!!」です。ページ数としては、全メーカーの現行機種の紹介ページの方が多いです。

価格が1580円ですが、2000円になっても良いので、メーカーの広告なしの本音トークに終始して欲しいです。