2019年12月8日

東山動植物園で「α7III + FE 24-240mm」を試す

猫島のために撮影機材の用意ができたので、「さあ行くか」としたいところですが、11月に引き続き12月も予定を立てられません。「試してみたい」の気持ちが強くて買った機材を試さないのももったいない。

そこで「E-M5 MarkII + 100-300mm」を試した「東山動植物園」へ行くことにしました。さて、SONYの「動物瞳AF」の威力はいかに。

晩秋にもなれば「開園時間前にずらっと入園待ちの列ができる」ということもなく、開園時間直後に入園でき、空いているうちに動物を撮りまくります。

撮影機材
・α7III
・FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS


まずはゾウですが、地元の小動物園で試した通りに「動物瞳AF」は効きません。


サイにも無反応です。意外にもサイの瞳が可愛いことを新発見。フルサイズ機なら屋内撮影でも気にせずにカシャカシャ撮ることができ、動物もたくさん撮っているカメラマンを見るようです。


少し離れた場所にいるワラビーをクロップモード(APS-Cサイズ)で撮影。「フルサイズ⇔APS-Cサイズ」の切り替えをカスタムキーに割り振ってあるので、手間いらずです。ここではワラビーの瞳を迷いながらも捉えてくれています。


動き回る親子のカンガルーはカメラマンたちの絶好の被写体です。いつまでもいつまでも狙い続けるカメラマンさんがいました。まだ時間帯が早いのでそれも可能です。


恐竜の瞳は爆速で捉えます。SONYの「動物瞳AF」の一番得意な被写体なのかもしれません。


モデルのような青鷺(アオサギ)。背景にキリンを入れて狙ってみました。「動物瞳AF」では鳥の存在を認識しません。


いつもは全く動かないコアラですが、ちょうど朝食タイムなのか飼育員さんにご飯を要求しています。それでも動きは非常にゆっくりです。


少しでも「秋」を演出できる構図でカシャ。このペンギンもカメラを意識しています。


秋を感じる風景。まだ時間が早いため“静かな池”ですが、正午ごろには足漕ぎボートで大賑わいになります。


「動物瞳AF」はヤギの瞳をキッチリ捉えます。


大接近可能ですが油断すると噛まれそうなアルパカ。「動物瞳AF」はヒツジ、ヤギに合いますので、アルパカも大丈夫です。


フクロウ相手に10回ほどトライしましたが、「動物瞳AF」は効きません。いつの間にかフクロウが寝てしまったためギブアップ。


このワライカワセミはモデルの資質があるのか、カメラを構えると奥から一番近くまで出てきていろいろとポージングしてくれます。


不思議とカメラを下ろすと奥に引っ込んでしまい、再びカメラを構えると前に出てくるというプロ意識があるワライカワセミ。撮っていて飽きません。


SONYの「動物瞳AF」は「猫瞳AF」なんだろうと思えるほどツシマヤマネコの瞳をすぐに捉えます。「猫を撮りたいのならα7IIIまたはα6400を買っておけば良い」に尽きますね。


ネコ科のライオンの瞳も簡単に捉えます。横を向いているライオンの瞳を捉えるのですから、すごいことです。


「東山動植物園」ですので、動物だけでなく植物もあります。12月8日時点でまだバラが咲いています。


今年は「まっいいか」続きで出かけるのが億劫になりがちで「紅葉」撮影ができませんでしたが、「東山動植物園」で紅葉を楽しめました。


鯉が集まる一角で水面に反射する紅葉を狙ってみました。水面がもう少し綺麗ならもっと粘って真剣に撮るのですが…


ここではシャッター速度を1/30、1/60、1/125を試してみて、1/30で撮ったものをセレクト。絞られすぎるのも困るため、ここではISO50にしました。


この場合、マイクロフォーサーズだと厳しい光の状況ですが、フルサイズ機のα7IIIならなんとかギリギリという感じです。

動物相手だけなら「α6400 + E18-135mm F3.5-5.6 OSS」で良いかもしれませんが、風景も撮るなら「α7III + FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」が良いという感じです。

あれもこれもと持ち運ばずに「ボディ + レンズ1本」だけで完結させたいなら「α7III + FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」が良いです。大抵のことは「E-M5 MarkII + 12-100mm IS PRO」で事足りるのですが、「ゆっくりでも動くもの相手の屋内撮影は厳しい」は何ともなりません。