「E18-135mm F3.5-5.6 OSS」は「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6II」より多少写りが良い程度で、しょせんは便利ズームです。「E18-135mmは写りが良い」と評価する人は何と比較して良いと言っているのでしょうか。
「E18-135mm」は「12-40mm PRO」には到底敵わないため、「12-100mm F4.0 IS PRO」と比べてみます。
「α6400 + E18-135mm F3.5-5.6 OSS」vs「OM-D E-M5 MarkII ブラック + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」
撮影場所は豊田市の鞍ヶ池公園です。WBは「曇り」にしてあります。
「E18-135mm」 f/8,1/80秒,ISO100,焦点距離18mm
ワイド端なら問題ないレベルにあります。
「12-100mm PRO」 f/8,1/125秒,ISO200,焦点距離12mm
ワイド端なら差は見られません。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO200,焦点距離135mm
テレ端の場合は、なんとなくモヤッとしています。
等倍切り出し
抑えめの8倍ズームでも10年以上前のデジカメ並みの解像感のなさ。
「12-100mm PRO」 f/4,1/500秒,ISO200,焦点距離100mm
等倍切り出し
ズーム比は似たような8.3倍ズームのテレ端でもここまで写ります。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO125,焦点距離135mm
「12-100mm PRO」 f/4,1/500秒,ISO200,焦点距離100mm
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO1000,+0.3露出補正,焦点距離135mm
テレ端でも近接撮影ならまあまあの写り
「12-100mm PRO」 f/4,1/250秒,ISO320,焦点距離100mm
「E18-135mm」 f/5,1/125秒,ISO100,焦点距離47mm
標準域のこの辺りまでがギリギリ許容範囲。
「E18-135mm」 f/3.5,1/80秒,ISO100,焦点距離18mm
ワイド端の絞り開放の場合はどうでしょうか。
等倍切り出し
ワイド端の写りは良いようです。
「12-100mm PRO」 f/4,1/100秒,ISO200,焦点距離12mm
等倍切り出し
「E18-135mm」 f/4.5,1/250秒,ISO100,焦点距離34mm
広角から標準域なら「E18-135mm」でも十分実用的。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO160,焦点距離135mm
「α6400」はブラックアウトの時間が非常に短いため、バシッバシッ狙って撮るには適しています。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO400,焦点距離135mm
ワオキツネザルには動物瞳AFが機能せず。
等倍切り出し
テレ端はコンデジ並みの写りです。
「12-100mm PRO」 f/4,1/250秒,ISO200,焦点距離100mm
等倍切り出し
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO100,焦点距離135mm
多少の写りを妥協できるなら「動物瞳AF + AF-C + 連写」はとても便利です。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO160,焦点距離135mm
羊にも「動物瞳AF」が反応しました。
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO250,焦点距離135mm
「12-100mm PRO」 f/4,1/250秒,ISO200,焦点距離100mm
「E18-135mm」 f/5.6,1/250秒,ISO160,焦点距離135mm
等倍切り出し
「E18-135mm」の望遠域はあくまでも“おまけ”です。
「12-100mm PRO」 f/4,1/640秒,ISO200,焦点距離100mm
等倍切り出し
「12-100mm F4.0 IS PRO」なら全域キッチリ写ります。
帰り道にあった小さいヒマワリ畑に立ち寄って…
「E18-135mm」 f/8,1/160秒,ISO100,焦点距離18mm
ワイド端なら安定の写り。
「E18-135mm」 f/5.6,1/500秒,ISO200,焦点距離135mm
テレ端でも近接撮影なら状況が変わります。
等倍切り出し
常にこのくらい写ってくれるのなら、「α6400にはこのレンズで十分」となるのですが…。
「E18-135mm F3.5-5.6 OSS」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の差は大きいです。