2018年9月10日

懐かしの「RICOH XR1000S」

下取り交換のための機材を探していたところ懐かしいものが出てきました。

中学生のころにサイクル野郎に影響されて、サイクリングであちこち出かけるようになると写真も撮りたくなるものです。自分で一番最初に買ったカメラは「オートボーイ」でしたが年式からすると初代の「AF35Mオートボーイ」かもしれません。

中学生、高校生のころは何かと制約があり、当時の宿泊を伴うサイクリングは“冒険”みたいなもので、気ままに遠出することなど許されません。

いつの間にか、サイクリングよりは写真撮影がメインになってくると一眼レフが欲しくなるものです。同じように「サイクリング+写真」をやっていた同級生に影響されたことも一因です。その彼はお兄さんの高級一眼レフを使っていたのですが、庶民には手が届くものではありませんでした。

少ない小遣いをやりくりしてもなかなか購入費は貯まりません。自転車をいじくることにも出費するわけですから当然です。毎日「一眼レフが欲しい欲しい…」と言い続けて、小遣いやお年玉を前借りして一眼レフを買いました。わがままですね。

さすがに新品というわけにはいかず、新古品に近い中古です。

ボディは「RICOH XR1000S」、レンズは「XR RIKENON 50mm F2 L」というやつです。考えに考えてこれにしたわけではなく、予算的にこれになったというわけですが、高校生が趣味で撮るには十分でした。

リコーはペンタックスのKマウントを使った一眼レフを発売していましたが、ぐるっとまわって、「PENTAX」はブランドだけ残りカメラ事業はリコーの完全子会社になるわけですから、世の中何が起きるのか分からないものです。

昔買ったものは殆ど処分しましたが、これだけはもうしばらく残しておこうかと思います。使うことはありませんが、まだシャッターユニットは正常に動くようです。

このようなメカメカしいものに「なんとなくいいよね」と感じることが懐古主義そのもので、その層をターゲットにした機材を用意するカメラメーカーもありますが、いつまで懐古主義が容認されるのでしょうか。できれば続けて欲しいものです。