2018年6月3日

「E-M5 MarkII」でマクロ撮影

外付けEVFがショボすぎるE-PL7でのマクロ撮影は非実用的でした。それならE-M5ならどうなのでしょうか。

そろそろ紫陽花が見ごろになりそうなため、いつもなら定番ポイントまで自転車で行くところですが、往復40km程度の距離でもなんだか面倒に感じます。

あくまでも“試し撮り”が目的ですので、近所の散歩コースをぶらぶらしながらマクロ撮影を楽しんでみます。


まずは自宅からわずか200mのところにあった紫陽花をパチリ。マクロレンズ1本勝負とはいえ「どのように表現するのか」は重要です。前ボケを使える角度を探してみました。


こちらは「背景をどのように処理するのか」ですが、遊歩道のわきに少しだけ咲いている紫陽花相手では選択肢が限られます。

ここまでの2枚は「MF」です。

「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro」をマウントアダプターを介してマイクロフォーサーズ機で使うと「ウィーン、ウィーン」と結構大きな音でAFで合わせようとしますが、ターゲットが1、2mm程度では合わせきれず途中でギブアップとなります。私の場合、「S-AF+MF」で使うのが定番ですので、「MFで微調整」は苦も無くできますが、それはファインダーによります。幸いにもE-M5のEVFはピントの山が分かりやすいため、最後の0.5mm程度のピント合わせはカメラを微妙に前後させて合わせます。※三脚を使わない場合


こちらは距離が少しあるためAFでいけます。以下は再びMFです。


これはマクロレンズならではの一枚です。ターゲットをどこにするのが良いのか悩んだため、微妙にピント位置を変えながら10枚程度連写して、その中から選んだ1枚です。


こちらはよくありがちな1枚です。シベが大きい場合は被写界深度に悩みます。今回は“試し撮り”ですので、全て「絞りf2」で撮っていますが、どこにピントを持っていきたかったのか曖昧になりそうな場合は、少し絞った方が良いかもしれません。


シベの先端のちょんとなっている箇所にピントを合わせましたが、ピンポイントすぎてなんだかよく分かりませんね。カッチ、カッチの表現になりそうなマクロレンズでもこのような“ほんわり”した雰囲気にもできるため、面白いです。

以上が「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro」ならE-M5 MarkIIのEVFでもピントの山が分かるという検証でした。