2003年8月26日

「写真」と「デジカメ」

E-20を購入してもうすぐ1年。いろんな所へ出かけいろんな被写体を撮ってきました。自分でも驚くほど出かける回数が格段に増えています。

私の場合、「写真撮影」というものに対して2種類のスタンスで取り組んでいます。

ひとつは本来の「写真撮影」に該当するもの。つまり「作品」を求めて撮るスタンスである。被写体を吟味し、少ないながらも手持ちの中から最適な機材を選択して撮影する。

そしてもうひとつは「デジカメ」という機材の可能性を模索するための撮影である。この場合は「試写」といえるであろうが、「ちょっと試す」というものではなく、そのデジカメが持つ能力を見極めることができるまで数多くの被写体を選び「試写」を繰り返すのである。

あえてカテゴリで分けるのなら前者は「写真」で後者は「デジカメ」ということになるかもしれません。主従関係で表せば、前者は撮った写真が主であり、後者は機材が主である。

私はE-20とFZ1を使っていますが、明確な目的も無く2台を併用することはありません。

「今から自分がやろうとしているのは何なのか?」

それがはっきりしていれば、どちらを使うのか必然的に決まります。